世界の名馬を日本語で ブログ版 -2ページ目

トワイライトティアー (Twilight Tear)

父Bull Lea 1941年生まれ 米国産

 

カルメットファームの看板種牡馬ブルリーの初年度産駒で2歳時は6戦4勝。7月のアーリントンラッシーS(ダ1200m)で重賞勝利を挙げる。3歳時は2月の初戦を3着に落とした後7月まで11連勝をマーク。特に5月は重賞4連勝の固め打ちをやってのけ、牡馬相手のレナートH(ダ1200m)でアームドを9馬身後方の8着に捨て去り、エイコーンS(ダ1600m)を先行逃げ切り、CCAオークス(ダ2200m)では2着以下を4馬身突き離した。1ヶ月の休養が与えられた後、スコーキーH(ダ1400m)をレコード勝ちするなど快足を飛ばしたが、126ポンド(57kg)を背負ったアラバマSで12ポンド(5.5kg)軽いヴィエナにゴール前3/4馬身交わされ12連勝を逃した。年末にはこの年の最優秀ハンデ牡馬デヴィルダイヴァーを相手にピムリコスペシャル(ダ1900m)を戦い終始圧倒、6馬身差の快勝を収め、最優秀3歳牝馬に選ばれたのはもちろん、年度代表馬のタイトルを獲得した。

 

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トロイ (Troy)

父Petingo 1976年生まれ 愛国産

 

2歳時は4戦2勝。7月のヴィンテージS(G3芝1400m)で後に古馬チャンピオンとなるエラマナムーを破り重賞初勝利を挙げる。3歳、クラシックトライアルS(G3芝2000m)をクビ差で辛勝した後、プリドミネイトS(芝2200m)を7馬身差で圧勝し2番人気で英ダービー(G1芝2400m)へ。道中は馬場の内側中団の後方、直線を向いてもまだ10頭余りのライバル達が行く手を塞いでいたが、他馬を押しのける様に外へ持ち出して末脚爆発。後続を7馬身ちぎって歴史の節目となる第200回英ダービーを制した。続く愛ダービー(G1芝2400m)は9頭立て。前走同様、先団を見ながら外を突き、英ダービー2着のディケンズヒルを4馬身引き離して快勝した。次走“キングジョージ”(G1芝2400m)は更に少ない7頭立てとなり、差し抜け出しから古馬ゲイメセンの追撃を1馬身1/2振り切り英年度代表馬の座を射止めた。秋の凱旋門賞(G1芝2400m)は3着。

 

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トップフライト (Top Flight)

父Dis Donc 1929年生まれ 米国産

 

2歳6月にデビューし緒戦、次戦を楽勝。牡馬に混じってサラトガスペシャル(ダ1200m)を勝ち、牝馬を相手にスピナウェイS(ダ1200m)、メイトロンS(ダ1200m)を快勝。6戦目、ベルモントのフューチュリティS(ダ1400m)では再び牡馬と対戦し2馬身1/2差の勝利。敗れた馬の中には後の二冠馬バーグーキングの姿もあった。続くピムリコフューチュリティ(ダ1300m)ではホープフルSの勝馬ティックオンとの接戦をクビの差守り、無敵の7戦7勝で2歳シーズンを終えた。翌年、ケンタッキーダービーを視野に入れウッドメモリアルS(ダ1600m)から始動するも1着馬から7馬身以上離れた4着に敗退。5月、6月は牝馬戦を走りエイコーンS(ダ1600m)を6馬身差圧勝、続くCCAオークス(ダ2200m)やアーリントンオークス(ダ1800m)を制覇した。次戦アーリントンクラシック(ダ2000m)で再度牡馬に挑んだが終盤失速し5着に完敗。

 

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トゥエンティグランド (Twenty Grand)

父St.Germans 1928年生まれ 米国産

 

2歳時8戦4勝。ジュニアチャンピオンS(ダ1600m)とケンタッキージョッキークラブS(ダ1600m)は古馬時代に名声を得るエクィポイズを破っての勝利。3歳時にピークを迎え、緒戦ウッドメモリアルS(ダ1660m)に勝利。プリークネスS(ダ1900m)は道中の不利もあってメイトの2着に敗れたが、1番人気で臨んだケンタッキーダービー(ダ2000m)では残り400mで先頭に立つと後続を4馬身ちぎり、2分1秒8のトラックレコードで完勝した。わずか3頭立てとなったベルモントS(ダ2400m)を10馬身差で勝ち二冠を達成すると、夏にはトラヴァーズS(ダ2000m)を1馬身3/4差で快勝。秋にはサラトガC(ダ2800m)を10馬身、ローレンスレアリゼーション(ダ2600m)を6馬身差で制すなど5連勝をマークした。9月のジョキークラブゴールドC(ダ3000m)1着後、左前肢に不安が出てパフォーマンスが低下。翌年以降は勝ち星に恵まれなかった。

 

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トゥーリー (Two Lea)

父Bull Lea 1946年生まれ 米国産

 

生まれてまもなく見つかった趾骨瘤(指骨瘤)の影響でデビューが遅れ2歳時は3戦1勝。3歳春に一般戦を走って力を付け、7月のプリンセスドリーンS(ダ1200m)でステークス初制覇。クレオパトラH(ダ1600m)でケンタッキーオークスやCCAオークスを制したウィストフルと対決しこれを2馬身差の3着に撃破。アートフルS(ダ1400m)では世界レコードにコンマ4秒と迫る1分21秒8を出して快勝するなど、ステークス3勝ながら内容の濃さを評価され最優秀3歳牝馬に選出された。4歳時は年明けから西海岸で暴れまくりサンタマルガリータH(ダ1800m)を快走。サンタアニタH(ダ2000m)では牡馬ヌーア、サイテーションに次ぐ3着を確保した。夏まで休養するも持病の骨瘤で関節を痛め秋の予定をキャンセル、5歳一年をリハビリに充て、6歳で復活。牡馬を相手にハリウッドGC(ダ2000m)を勝つなど高いパフォーマンスを見せた。

 

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