世界の名馬を日本語で ブログ版 -7ページ目

ジェベル (Djebel)

父Tourbillon 1937年生まれ 仏国産

 

英2000ギニーを制したトウルビヨン産駒の仏国馬として有名だが5歳まで息長く活躍。2歳時に英ミドルパークS(芝1200m)を制し、3歳春に再び海を渡って臨んだ英2000ギニー(芝1600m)はゴール前で流す余裕を見せながら後続に2馬身差をつける完勝。英ダービーの前売りでも高い人気を集めたが第二次大戦の影響で出走は叶わず帰国した。10月、オートーユ競馬場で行われたエッセ賞(代行2000ギニー 芝1600m)を制したものの、体調維持が難しかったのか続く代行仏ダービー(芝2600m)はクイッコの3着。4歳時はアルクール賞(芝2000m)やエドゥヴィル賞(芝2000m)などを制したが、この年の主役は無敗の仏ダービー馬ルパシャで、凱旋門賞(芝2400m)もこの馬の3着に敗れた。5歳時に頂点を迎え、サンクルー大賞(芝2500m)で無敵のルパシャを撃破。秋には凱旋門賞を快勝するなど7戦全勝の完璧な成績を残した。

 

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ジェニュインリスク (Genuine Risk)

父Exclusive Native 1977年生まれ 米国産

 

2歳時はデモワゼルS(G2ダ1800m)を競り勝つなど4戦4勝。3歳4月のウッドメモリアルS(G1ダ1800m)でフロリダダービー馬プラグドニクルの3着に敗れ初黒星を喫するも、牡馬相手に勝ち負けになることを確信しケンタッキーダービー(G1ダ2000m)出走を決意。向正面、先団の後ろ7番手から3角の手前で仕掛け4角で先頭、そのまま後続の追撃を退け1馬身差でゴールし、史上2頭目、1915年のリグレット以来65年ぶりとなる牝馬制覇を達成した。二冠をかけた次走プリークネスS(G1ダ1900m)は4角で先頭に並びかけるも、勝馬コーデックスから反則すれすれの“馬体寄せ”を受け無念の2着。続くベルモントS(G1ダ2400m)は三つ巴の叩き合いで直線に入るも最後に力尽き、テンパラスヒルから2馬身差の2着に敗れた。秋から牝馬戦に戻り9月のラフィアンH(G1ダ1800m)を快勝するなど、この年の最優秀3歳牝馬に選出された。

 

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「メイクデビュー○○」

 

 

今ならまだ間に合う。

 

考え直した方がいいぞ、JRA。

 

http://www.jra.go.jp/news/200806/060902.html

 

 

シアトリカル (Theatrical)

父Nureyev 1982年生まれ 愛国産

 

2歳時は愛国で1戦1勝。3歳、デビューから3連勝で臨んだ英ダービー(G1芝2400m)はスリップアンカーの7着。続く愛ダービー(G1芝2400m)はロウソサエティに1/2馬身及ばず2着。欧州調教馬としての初制覇を狙った10月のBCターフ(G1芝2400m)は11着に大敗し、ペブルスにその栄誉を奪われた。4歳時もGⅠに挑み続けたが結局勝てず6戦0勝。7月のベルリン大賞(G1芝2400m)はアカテナンゴの2着、米国西海岸に転厩して臨んだ2度目のBCターフは名馬ダンシングブレーヴにこそ先着したがマニラからクビ差の2着に敗れた。5歳、P.デイ騎手とのコンビで遅咲きの能力が開花。2月のハイアリアターフ(G1芝2400m)を始めとしてこの年だけでGⅠ6勝の大躍進を遂げ、3度目の挑戦となったBCターフではこの年の凱旋門賞馬トランポリーノの追撃を1/2馬身振り切って快勝し、この年の芝チャンピオンとなった。

 

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サンボウ (Sun Beau)

父Sun Briar 1925年生まれ 米国産

 

ステークス勝ちの無いまま3歳春を迎え、プリークネスS(ダ1900m)はヴィクトリアンから5馬身半差の5着、ケンタッキーダービー(ダ2000m)はレイカウントから19馬身差の11着、ベルモントS(ダ2400m)はヴィトから16馬身差の6着と勝負にならず。9月、デビューから21戦目のポトマックH(ダ1700m)でステークスを初勝利した後、メリーランドH(ダ2000m)やラトニアCS(ダ2800m)を制した。4歳時は9月のアケダクトH(ダ1800m)から10月のワシントンH(ダ2000m)まで5連勝するなど6勝をマーク。また、この年に勝ったホーソーンGC(ダ2000m)は6歳にかけて3連覇を達成した。5歳時は132ポンド(60kg)を背負ってトロントオータムC(ダ2000m)を勝つなど9勝、6歳時にはステークス6勝を含む9勝を挙げ、5年間堅実に走り続けて稼いだ37万6744ドルは1940年にシービスケットが破るまで9年間、収得賞金1位の座を守り続けた。

 

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